コピーライターが住まいや地域をレポート

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風情ある町並み

2016年12月1日

いつもの長浜散策から、ちょっと南へ、天神方面へ。
今日は舞鶴2丁目あたりをうろうろしてみる。
というのも、ずっと気になっていたお店があったから。
車の行き交う昭和通りの角を曲がって、
都会の一角でふと見かけた白壁土蔵造りの建物。
「宇治屋」という名のお茶屋の看板。

長浜 宇治屋

この辺りに出没するのは夜ばかり。
なので、お店が開いているタイミングにはなかなか遭遇できなかった。
そこで、今日はちょっと早い時間に訪ねてみようというわけだ。

長浜 宇治屋

一歩踏み入れた店内は、建物と同じく落ち着いた雰囲気。
お茶のいい香りが、どこともなく漂っている。
店主の亀岡さんに、少しお話を聞くことができた。
何でもこちらの建物は、江戸末期の安政年間に建てられたもの。
店舗兼住宅として今も現役だ。この辺り、実は
福岡大空襲で大きな被害を受けたそうだが、
こちらの建物だけ奇跡的に残ったそう。

長浜 井浦青果

しかし、これだけの建物を保っていくにはやはりメンテナンスは欠かせないよう。
今もこの場で暮らし、お店を営みながら、建物を大切にする。
そんな心意気を感じながら、お店イチオシのお茶をゲット。

お店を後にぶらぶらしていると、「こんにちは」という元気な声。
こんなところに八百屋さん発見!

長浜 井浦青果

しかも、揃っているのは見るからに新鮮な野菜ばかり。
聞くと店主が浮羽在住。毎朝、浮羽の青果市場から仕入れた野菜を
車で運んでいるという。
なるほど!浮羽産と記された野菜がお安く揃っているわけだ。

長浜 井浦青果

こちらのお店も、移転前の少し離れた昭和通り沿いにあった頃から
この街で20数年以上続いているそう。
この時間、飲食店の店員さんが今日の仕入れに来ているようで、
次から次へと大量の野菜を買い込んでいっている。
お店の人によると、時間帯によって客層が違っていて、
夕方近くには近所の保育園・幼稚園のお迎え帰りの主婦の方でごった返すのだとか。

長浜 井浦青果

柳川の味噌や醤油など独自のルートで仕入れた商品も多く、
わざわざそれを仕入れに立ち寄る人もいるそう。隠れた名店発見だ。
美味しい食生活の強い味方になってくれること間違いなし。

ここに暮らすとなると、こんな暮らしができるのね!
なんて、妄想を膨らませながら
今日の散策の成果で仕入れたお茶でティータイム。
古いも、日常の欠かせない風景になっている。
まちの新しい魅力発見となりました。

【check point 06】宇治屋

長浜 宇治屋

■ 宇治屋

住所:福岡市中央区舞鶴2-1-29

八女の工場でつくるホイロ製法のお茶が大人気。「日本一の茶」と書かれた木製看板が目印。

【check point 07】井浦青果

長浜 井浦青果

■ 井浦青果

住所:福岡市中央区舞鶴2-8-29

浮羽から毎日仕入れる地物野菜が、飲食店にも大人気の青果店。サッカー選手やお笑い芸人などの常連さんも。

この物件を
レポートするのは

Yasuko Uemura

コピーライター・ディレクター

植村 康子

福岡に暮らして数十年。デザイン関係の会社で働く。食べることが何よりの趣味で、ワインと日本酒が大好物。 行きつけのビストロで仕事帰りの一杯が何よりの至福。飲んでも歩いて帰れる都心暮らしに愛着はあるが、 最近は、ちょっと落ち着いた暮らしにも憧れが出てきたところ。

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